2010年12月
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思い返せばサイト設立から3ヶ月程度しか経ってませんが、随分色んな事があったように思います。
でも大した事は無いんですよね。気のせいでした。
今年のシャドグラはデビプラに振り回されっぱなしでしたね。
製作者としては、ズブの素人が2〜3週間で伊達や酔狂で作ったゲームが一人歩きするのが未だ判らんのです…けどね。
でもこの経験の御蔭でSoeiは一つ成長しました

自分の作品をクソゲー呼ばわりされても泣かなくなりました(涙)

…まだチョイ作品を二つ出してるだけだっつーのに何を。

ドリームキャストをヤフオクで落札したけど近辺の店にはドリキャスソフトコーナーがもう無い、夢破れて山河あるSoeiでした。
年末に何やってんでしょうね。ではよいお年を



2010/12/30


やあやあ、年末ですよ。くりすますとやらがあって、僕のパピーの誕生日があって、おおみそかがきます。
と、そんな実感も無く、ナイデトの台詞直しをしてる訳ですが、これがどうも…修正と言うより書き直してる気がする…。
まあ、設定やらプロットやらから構成し直してるシャドウフォールよかよっぽど良いですけど。
Soei作品は「ナイト」だとか「シャドウ」だとか「デビル」だとか陰鬱なタイトルばっかりです。きっと作者の頭の所為でしょう。

ここ最近、ある事を思い出していました。コンシューマ版ツクールの事です。
PC版に比べ、文字入力は面倒だわ容量に限りがあるわでとても大作なんか作れないアレですが、私はかなり遊びました。
アレで随分とヒマを潰したものです。…作品は何も残りませんでしたけどね。
ま、私はそれでよかったのですが、G154HIJDの野郎は在ろう事か、サンプルゲームを弄りだしたのです。
その中の一つを紹介してみます。
ツールはPS版「シミュレーションRPGツクール」です。
クソゲー呼ばわりされ、ニコニコ大百科にも記事が載っているあのソフトです。
メモリーカード一枚丸まる使う仕様に絶望して投げていましたが、ある日を境に再び手を出しました。
そんな頃の話…。

サンプルゲームのタイトルは「ミンスター」
ゲームバランスが悪いとか、後半が薄っぺらいとか酷評もありますが、取り敢えずストーリーの紹介を。
ミンスターとは舞台となる国の名前です。この国では昔、人間と魔族の戦争がありました。
魔族は寿命こそ無かったものの、繁殖能力も持たなかった為、次第に追い詰められていきます。
そして最後は降伏し、人間の王から領地を与えられ、そこで静かに暮らすと言う事で和解します。
それから時は流れ、ミンスターでは悪徳宰相が国王を監禁し、恐怖独裁政治を行なっています。
主人公ロータス等レジスタンスは宰相を倒す為、魔族に協力を求めに行く…やらなんやら、そんな感じのストーリーです。

G154HIJDはこの正統派の世界観を原形も留めない程に改変したのです。

嘗て人間と漢(おとこ)達の戦いがあった(漢は人間じゃねーのかよ!)。
強烈な肉体を持ちながら繁殖能力を持たない漢達は(そりゃ男だけじゃね…)次第に追い詰められ、
時の王に西に領地を与えられた。
それから時は流れ、ミンスターは筋トレブームに突入し、国民は老若男女問わず筋肉を鍛えていた。
しかし大の筋肉嫌いの宰相により、国民の筋トレを奨励した国王は幽閉され、筋トレ禁止令が発令された。
トレーニングが出来なくなった国民達は次第に衰えていく肉体に喘ぎ、苦しんだ。
レジスタンスは宰相を倒し、筋肉を救う為に西の漢達の元を目指すのであった…なんだコレ。

しかしこのゲームの恐怖はここから始まるのでした。
それは次回…


ン年前のゲームソフトを発掘するのがマイブームと言う、どんどん時代を逆行する目が後ろについているSoeiでした。



2010/12/22


『コープスパーティ ブラッドカバー リピーティッドフィアー』をクリアしました(やっと)。
いや〜〜怖い怖い。ツクール風ゲーム画面でよくこんなホラーを演出出来るものだと、改めて感心しました。



でもね…でもでもね…



こんな事を言っては失礼ですが、最後が全然納得行きませんでした。
まさかとは思っていたものの、私の一番大嫌いなパターン でした。

途中まではいい感じにストーリーが進んで、恐怖感に苛まれながらも先が気になってプレイしたものの、
悪霊の過去が語られ始めた辺りから嫌な予感がしていました。

あ〜〜、もしかして主人公さん方、悪霊に同情し始めてません?

案の定、オチは悪霊だけ成仏して主人公等脱出して他は何も解決せず。
悪霊の「懺悔」 はどうしたよ!?
犠牲者達は「かわいそ〜」程度で 終わりかよ!!

結末で言えばDante98の旧作の方がよっぽど良かったと謂わざるを得まっせん!
アァ…、このゲェムも生前の不幸を免罪符にする訳ですか。
真のエンディングは無いのかとクリア後に模索して結果的にバッドエンド発掘になったのはここだけの話。

ラストステージでは悪霊の悲劇的な境遇とか苦しみとか延々と聞かされる訳ですが、全く 同情しませんでしたね。
これだけやっといて、よく自分を可哀想に見せられるもんです。
お門違いの逆恨みも被害妄想もいい所です。

過去の不幸は絶対免罪符にしてはいけません。

散々呪い振り撒いた元凶の悪霊なんて成仏する資格はありません。消滅してナンボです。
真に救われるべきは犠牲になった人々の魂です。

その点、『零』シリーズは私の趣向に合ったホラーゲームでした。
どの作品も上記のような結末には進みませんし、何より、
成仏させるにしても正気に戻すにしても、まずは捻じ伏せ ますからね!

そんな訳で、夢も希望も無いゲームを作った癖に妙な思想を振り翳すSoeiのコープスパーティレヴューでした。
ゲームレビューなんかするつもり無かったのになぁ…。やっぱりホラーに染まっちまったのか…。
よし!デビプラ2はこの鬱憤を晴らすオチにするぞ!

死骨「心霊ものじゃねえっつったの、何処の誰だよ」

………………



とか言いつつ「Shadow Fall」のシナリオ執筆で既に詰まっている、ついでにマップ製作が死ぬ程苦手ななんちゃってツクーラーのSoeiでした。

2010/12/6


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無事に帰れるように祈る