『シェンムー 一章 横須賀』
ドリームキャスト 1999年12月29日 セガ
莫大な開発費を注ぎ込み、既存のゲームとはあらゆる点で一線を画した事で話題となったシェンムー。その第一作。
かの『Grand
Theft
Auto』を始め、後の様々なゲームに多大な影響を与えつつも、売り上げそのものは振るわず現在も尚、未完のまま。
そんなゲーム界の風雲児にして異端児をプレイしてみた。
20年近く経って『III』が出るってんだ。じゃあこの機会に『II』共々クリアしちまおうぜ。
Soeiの性格上、やってるうちにシェンムー中毒になるんじゃないかなと思うのでそれを狙い、丁度、『III』発売頃に『II』を終了を見越してプレイを開始。
本来なら18年待たなければならないII→IIIのブランクをほぼ介する事無く、
まるで一週間後に放送するドラマの次の回を観るかの如き感覚でシェンムーワールドを堪能してやろうと目論んだのです。
こんなのは『冥王計画ゼオライマー』の単行本買ったとき以来だぜ。ひっひっひ
さあ!そんな訳で衝動的に『シェンムーI・II』をダウンロードォ!
まずSoeiはシェンムーは初体験ではありません。…が、本当に序盤の序盤しかやっていません。
三刀やら劉理髪店は聞き覚えあるけど、船員を探す?そんな事やったっけ?という程度です。
だから倉庫に忍び込むのもフォークリフトも知りません。バトルすらやってませんでしたから。
それも、やったのは発売当時どころか2011年です。発売から既に12年経ってます。
丁度、このサイトを開設して何ヶ月かという時でした。
あの罵倒メールの頃ね。
うるせんだよ!
『ILLBLEED』目当てでDCをヤフオクで購入したものの、そのイルブリを一回クリアしただけで読み込まなくなり、
早くも夢破れたSoeiでしたが、BOOK
OFFで105円で売ってたので同じく105円の攻略本と抱き合わせで購入。
いや〜、消費税5%のいい時代でした。何がいいかって?価格表示が税込みな所ですよ。
増税前やで。アホな事ぬかしとんな。
いやしかし私、シェンムーの知識なんてハムスターの尻尾ほどもありません。
なんせ発売当時はDC自体が無縁でしたよ。スマホのガチャどころか店先のガチャガチャすら回せない子供が
VRゴーグルを店頭で眺めるぐらいの世界でしたよ。
なんかよく判んないけどすげーゲームが出てるな。ま、一生やることないだろうけど。という認識で。
しかしそれから幾年幾月…、『龍が如く』シリーズにハマったので、
そのある意味におけるオリジンと言われるシェンムーには必然的に興味は湧いていた訳です。
龍が如くの直接的なオリジンは『ジェットセットラジオ』ってゲームだそうでけど、シェンムーとはかなり似通う部分がありますからね。
でも知ってるのは中国に行くのと、なんか続編出なくて止まってる事ぐらい。親近感感じますね。
感じてんじゃねーよ!自虐ネタでも最低だぞ!
そんな訳で持ち帰ったシェンムー。ワーォ、PS時代のFFが物凄く高尚に見えた4枚組のケースだ。
それが今じゃ1クリックでダウンロードのお手軽データですよ。もうやんなっちゃう
SSの『ファンタズム』は脅威の8枚組だったそうですが、そんなの知ったこっちゃねえ。
さて、イルブリ拒絶症のMyDCにセット。ふんふん。拒否してんのはイルブリだけかこんちくしょう。
そんなこんなで実機でプレイしたのもン年前。序盤の序盤で終わっちゃったので、今回は初見も同然で開始します。
ここからは実機プレイ時の印象を交えつつ、現在のプレイで追います。その境界は曖昧なので適当に流してください。
えー、読み込みとオープニングの最中にまずあらすじの確認。
宿敵「藍帝」(声:櫻井孝宏)
簡潔に言うと、父を殺された主人公の復讐劇ですね。仇の男を追って中国を舞台に壮大なドラマを繰り広げるってとこか。
とは言えこの『I』はタイトル通り全11章とされる最初の章の横須賀編のみを収録した作品であり、
本来は序章に過ぎない横須賀編を三倍ぐらいまで膨らませたものとの事で、この作品自体がプロローグみたいなものです。
う〜ん、凄まじい開発費と手間を掛けてプロローグだけとは強気だなぁ。
ここにナイデト関連の文章を書いたけど、凹んだので削除しました。
言わなくていいんだよ!
ま、まあ…とにかくその辺は買う前から分かってるんで、後は実際にプレイして体験しましょう。
OP終了。所々キーワードを小出しにしつつ、父の死という壮絶な幕開けです。
こりゃあ主人公、立ち上がらない訳にはいきません。もうこれだけで最後まで行けそうな主目的ですね。
最初はちょっと日常から入って、その後事件が起きて10年ムショ入りするぐらいの長いプロローグを想像してたんですけどね。
…は?
ともかく父の仇を討つべく、主人公「芭月涼」の戦いが始まります。
※違います。リュウ・ハヤブサ好っきゃねん。でもこのゲームの主人公はリュウじゃなくてリョウ。
こりゃきっと家を出ると町の不良あたりが喧嘩売ってくるぞ。まず家をじっくり探索しよう。スタミナンXみたいなの見つかるかな?
…は?
このゲームは作り込みが凄いのです。大して知らない初見プレイヤーでもそれがよく判るくらい作り込まれています。
おお!引き出し一つ一つが開けられるぞ!こりゃすごい!
掛け軸も外せるぞ!こりゃ……すごい。
電気スタンドを点けられるぞ!こりゃ………すごい…かな…?
ツボも持ち上げられるぞ!こりゃ…………ってそれだけかよ!
そう、作り込みが物凄いのは確かです。それこそメインに関係ない所
が。
引き出し開けて中の物を取り出す事は基本出来ません。というかふつーの引き出しなんで攻略に役立つものなんか入ってません。
ツボ覗いたって小さなメダルなんか入ってねーよ。
勿論、掛け軸をそのまま持ち去る事も出来ません。電気スタンド付けたら隠し文字が浮かび上がる事もありません。
たま〜に奥義書が見つかったりしますが、本当にたま〜にです。
Soeiは無駄な作り込み自体は好きですし、これらは実際すごいと思いました(小並感)
でも多くのプレイヤーが面白いと思うかは別ですよね。
良くも悪くもシェンムーを象徴する要素やな。割と有名な話や。
まあでもまだ自宅うろついてるだけだ。全ては町に出てからだ。
このゲームは毎日お小遣いを500円ずつ貰えます。Soeiの少年時代より高いですね。
でもそんなことしなくたって町でザコを狩ればええやん。
…は?
さて、いよいよ本編開始だ。
一見、何の変哲もない山ン中の田舎ですが(失礼)、目の前にリアルに広がる世界。探究心をそそられますね。
オープンワールドじゃないのにオープンワールドの祖と言われるだけあります。
鈴木氏は、オープンワールドじゃなくて新ジャンルFREE(Full Reactive Eyes
Entertainment)言うとったで。
実質、フラグ立てアドベンチャーやけど、それを思いっくそ味付けした訳やな。
名前聞いただけで世界に放り出されそうだぁ…。自由な旅を!(『Zill O'll』)
おっとNPC発見。「ここは〇〇の町だよ」「最近物騒だなぁ」とかそんな一言二言の台詞を想像していましたが
主人公の涼君はまずちゃんと語り掛けてから会話に発展するのです。リアルやな〜。
横須賀のドブ板周辺は主人公の地元という事で、多くの住民は顔馴染み。しかしプレイヤーには分かりません…。
こりゃ空気で察するべきか。
おお、ストーリーが進みそうな会話。メインイベントかな?
…怪しいものは見てないそうです。大した情報は得られず。
メインストーリーっぽいと思ったのは気のせいだった。
そして続く会話もこれ。主人公質問ばっかやな!
???「そうやって聞いてばかりで生きて来たんだろ?」
???「何だと?どういうことだ?」
根掘り葉掘り聞いても情報を持っている人は限られる。しかし情報の為には足で手掛かりを集めなれば。
そう、このゲームは地道な情報収集が基本なのです。こりゃ思ってたのとは違うな〜。
エンカウント戦闘こなして目的地に行けば話が進むとばかり思ってました。
…は?
そんな情報収集ゲーだけあって、町人はシナリオ進行状況やイベントフラグに応じて会話内容が変わる。
しかもフルボイスだ。それでNPC一人一人に個性があるんだから凄い。
何が凄いかって、このゲームのNPCは2〜300人はいるのに全員に名前、職業、生年月日が設定されているのです。
町を歩く一般市民は勿論、同じ服装の警備員や作業員も例外無しです。
攻略本に書かれたNPC一覧は正に圧巻。よくもまあこんなに考えたものだ。
NPCの個人を尊重するスタンスのSoeiとしては、こりゃ見習う事も多そうです。
ダメ出しする曲って多いですね(関係ねえ)
…んだけど、それが生きてるかは別です。
歩く市民に話し掛けてもこれだ。雑談の一つもできないんかーい!
NPCは多いですが、何の情報もくれない、会話にもならない、正に「モブ」という住人も相当数居ます。
攻略本の一覧でも「情報はもらえない」と書かれているNPCの多い事多い事。
そうなると流石の私でも「設定する意味あったのか…?」と首を傾げざるを得ません。
DC版だとシェンムーパスポートというネットを使った遊び要素があり、そこで作中NPCのダウンロードとかが出来ましたが、
SoeiがDC版をやったのは発売から10年以上後。サービスが続いているはずはありませんし、
このPS4版にもそんな機能はありません。つまり今となっては、悪く言えば無駄要素な訳です。
それを含めて作中世界を能動的に楽しめるかがカギっちゅう事やな。
主人公の行動スタイルはあくまで情報収集。欲しい情報について質問してナンボなのです。
だもんだから、明らかに的外れな人に質問して当然の返答を返される事も珍しくない。
例えばヒロインのいる花屋「アイダ」。最近まで『.hack//G.U.』やってた所為か反応しちまいますね。
中の人的な意味やと『.hack//G.U.』の主人公が『シェンムー』で敵役なんや。因果やな。
どこがさ…。
←ヒロイン。但し、一章に限る
ヒロインだけあって、彼女とはそれなりに雑談や個別イベントもあります。で、店の奥にはヒロインの祖母がいます。
やっぱりヒロインの血縁者だけあって特殊なNPCなのでしょう。
話し掛けて、最近のヒロインの様子とかについてでも話してみましょうか。
顔がちょっと面白い
チャーリー=闇のブローカー。悪人
知ってる訳ねーだろーが!少しは考えろや!
万が一って事もあるんちゃう?
万に一つもねーよ!反応だって至って普通だよ!ホラ!
流石に子供にこんな事は聞きませんが、応じてくれる相手には大抵コレです。誰彼構わず情報求めてんじゃねー!
何?考えてないのはこのタイミングで婆ちゃんに話しかけたプレイヤーだと?どわぁぁぁーーー!!
…と、ゲーム性を理解する前のSoeiはそんなシェンムーとのすれ違いに悩みました。
「すいません。船員が集まる場所を知りませんか?」
そんな事より「景気はどうだ?」「ぼちぼちですよ」みたいな何気ない会話がしてーんだよー!
なんだこれ!主人公は無駄話厳禁主義か!?いや、無い訳ではないのですが、大半はこの調子です。
AIDA…いや、アイダとは別の花屋
こんな花屋なんていかにも攻略に関係なさそうな店は逆に世界観に没入させる小道具として機能する為、
Soei的には積極的に話し掛けに行きたいものですが、シェンムーでは楽しい会話は期待出来ない…。
ほーらやっぱり!この店についてだって一っ言もありません。でも親切に教えてくれたので対応は〇。
いざあちこちに聞いてみても
防具売ってませんか?(ゲーム脳)
OK!YouのFunkyな手掛かりでフラグ管理、Perfectネ!Foo!
基本、たらい回し!進行フラグが分からないとストーリーはなかなか進みません。
でも「〇〇に聞いてみろ」と教えてもらえるのはまだいい方です。
当然、「私が知る訳無いでしょ」「うるせえな」など辛辣に追い払われる事もしばしば。
これじゃ片っ端から話して回る気が起きねーじゃねーかよー!作り込みの凄さが却って俺を縛る!
ああ、こういう人間にシェンムーは無理って事か。
探偵も無理やな。
おう探偵は無理さ!RPGで気軽にNPCに話し掛けられるのは何故か?
現実と違ってそのキャラを表現した台詞が楽しめるからですよ。皆ちゃんと相手してくれるからですよ。
あと、片っ端から見ず知らずの人間に話し掛けても変質者扱いされないからですよ。現実と違って。
だがシェンムーは現実に近い。変質者扱いはされませんが、応答はリアルなのでそこにゲーム的な面白さを期待してはいけない。
「悪いんだけど」「今忙しいから」「知らないなぁ」「聞く相手を間違っとるぞ」
こんなリアルな返答が返りまくると話し掛ける気も湧かないってなものです。だが、聞き込みとはそういうもの。
それを耐え忍ぶ忍耐力は鍛えられそうです。
ぴったりじゃん。
うるせー!
しかし町をいくら歩いてもエンカウントしませんね。いつ893が「おい!」とか言って駆け寄ってくるのかと
常に身構えてますのに。
…は?
とそんなこんなで町を歩いていると、
不良が絡んできた!これはバトルか!?それにしてはイベントっぽいんでサブストーリーかな?
ま、何にせよようやく喧嘩が出来るぜ!
QTEで片付きました。
う〜ん、武術の心得のある少年は元武闘派極道とは違いますね。
でもこのゲームのQTEって受付時間短いんですよ。SoeiはQTEは嫌いじゃありませんが、意地悪なのは殴りたくなります。
この不良とは後のサブストーリーで実際に戦いますが、エンカウント戦闘はありません。
バトルも基本はストーリー上のものだけのようですね。もぉ〜思ってたのと全然違う。
なあ…?お前の思ってたのって…。
ま、エンカウントが無いって事は気ままに街をブラつけるって事だ。そう納得して散策…否、情報収集を続ける。
目の前に弁当屋が見えていますが、弁当は買えません。
ジーンズ屋やスカジャン屋もありますが、主人公のコスチュームチェンジなんて洒落たものはありません。
ここはドブ板の商店街にあるラーメン屋。
ん〜、昔ながらの中華そば屋って感じ。美味いラーメンとチャーハンでも食えるかな。
主人公「ラーメンはいらねえ。情報よこせ」
このゲームの商店、飲食店はどれも話し掛けるNPCの居る場所に過ぎないのです。昔ながらのRPGで言えば酒場が何件もあるようなものです。
だから店に入ると殆どの場合は冷やかしをせざるを得ない。現実でもゲームでも冷やかしは心情的にしたくないSoeiとしてはつらい所です。
おいおい、主人公、回復どうすんだ?
戦闘の度に全回復。『III』だと食事で回復するらしいで。
あ、そうなの…?じゃあ少なくとも『I』でメニューコンプリートとかする必要ないんだ。
だ、だから…。
この通り、自由に遊べると言ってもその自由の方向性は昨今のゲームとは明らかに別方向を向いています。
ゲーセンやスロットに入り浸ったり、ガチャガチャに熱中とかも出来るのですが、主人公は(ストーリー上は)無駄な事はしません。
「急いでるんで」「また今度な」は最早、定型文。説得力ねえぞ!
主人公が逐一否定、断りの態度を見せるのは感情移入を阻害すると思っているので、私は控えるようにしています。…するようにします。…したいな。
しかし生活感が無い訳でもない。自販機ではジュースも買えます。しかも選べます。
こりゃ戦闘中に使う回復アイテムかな?ジェットソーダなんかパラメーターも上がりそうですね。
その場で飲むんかい!FREE生活の行動にゲーム的メリットを求めてはいけない…。
しかし美味そうに飲むな。この若造。
ぷはぁッ!
※このゲームでは空き缶はちゃんとゴミ箱に捨てます。当たる事もあります。
ペプシ、それは… スミマセンデシタ
このゲームは戦闘中にアイテムで瞬時に回復!なんて逃げ道は用意されていません。
???「男なら拳ひとつで勝負せんかい!!」
わぁぁーー!ぜってぇ死にまくるわ!
レベル上げなんて逃げ場は無い武闘家の修羅道
負けることはそうそう無かったものの、大抵はライフが尽きかけての辛勝でした。誰だ難易度は抑えてあるなんて言ったの。
ザコ戦が無く、練習は誰もいない所で一人で拳を振るうだけなので、実戦で覚えるしかないのですが、その実戦の機会が少ない!
ただでさえ格ゲーなんて数えるほどしかやってないし、やり込んでもいないSoeiにはこれでも高難易度です。
ラスボスには三回ぐらい殺されました。
この間セールで買うた『GUILTY GEAR Xrd』も、1プレイで何回コンティニューしとったんや?
(もうスルー)
でもまだコンティニュー回数は少ない方かな。嗚呼、こんなんで『II』も『III』もやってけんだろうか。
町歩きの方に戻りますが、さすがにコンビニで買い物は出来ます。弁当や飲み物は買えませんが、買えるものはいくらかあります。
電球や電池とかは後で役に立つ。カセットテープは聴ける。缶詰とかは猫にやれる。
う〜ん、回復アイテムが消えるだけで大分用途が限定されますね。
何故か菓子類はセルフパロディ。メインヒロインは『II』エンディングまではこういうチョイ役でしか出番がありません。
買い方もリアル。ちゃんと棚から商品を手に取り、レジに持っていきます。
『絶体絶命都市2』でそのまんま店を出ようとした過ちが甦るぜ…。
くじも引けます。この辺りは『龍が如く』っぽいですね。
せっかくだからレジの綺麗なお姉さんに普通に話し掛けてみますか。
やっぱりそれか。
もう店員に話し掛けない。客に徹するわ。
それと忘れてはいけないのは、このゲームはミニゲームが豊富である事です。
ダーツやスロットのようなシンプルなものに加え、『スペースハリアー』や『ハングオン』と言ったレトロゲームもプレイ可能です。何しろ製作者が同じですからね。
プレイの度にモーション&ボイスが良くも悪くもFREE
『アタックアニマル学園』の方を先に知った私は異端ですか?
この辺りは『龍が如く』の原型という感じがしますね。実際、『龍が如く0』でも出来ましたし。
そしてゲーム終盤にはフォークリフトを使ったレースや仕事も。
Soeiのフォークリフト初体験は『Grand Theft Auto SanAndreas』です。
何故か毎朝レース。
フォークリフトが出るゲームは良作(確信)。
なんの根拠あって言ってんだよ。
Soeiは乗れませんが、職場の工場の方ではフォークリフトが走り回ってます。
今度から職場でも朝にフォークリフトレースをやっていないか注意深く観察する事にします。
おっと、間違えた。
終盤にはバイクにも乗れます。
障害物も敵車両無く、ただ制限時間内に目的地に向かうだけですが緊迫の雰囲気は出ていますね。…その制限時間が厳しいのですが。
この手のアクションアドベンチャーでは定番のバイクorカーミッション。
今となってはあの『BIOHAZARD』にすらある位ですが、これも『シェンムー』が先駆けでしょうね。
ちゃんとヘルメットを被る主人公の鑑。
…でもなかった。
ノーヘル二人乗り。フィクションの特権ですな。後ろの子も両足を横に揃える危ないヒロイン乗りをしてます。
ムードは出ますが、危険なので現実では真似してはいけません。FREEは現実に近づけたジャンルであって現実ではないのです。
リアルではこっちを見習えーい!
ほら、こっちのパートナーはヒロイン乗りをしてませんよ。安全に配慮してますね。
メット被っとっても事故る時は事故るで。気ぃ付ぇや。
プレイヤーの不注意
い、いや…そうなんだけどさ…。なんでここでそっちに持ってくのさ…。
ま、まあとにかく!大半が草の根分けるような地道な聞き込みですが、終盤にはストーリーもだんだんと動いてきます。
え、終盤なんないと動かないのかって?そりゃ一章だもの…。
今だから言いますが、ナイデトLV1も当初は全然ストーリーが動かないシナリオでした。
でもそれじゃクリアしても面白かったって思えないから今の形にしたのです。
続編作ってないからそのままだと本当につまんなかっただろうな。
うるせー!
超高校級の占い師と超高校級の野球選手(中の人的な意味で)
悪そうな小物共がゾロゾロ出て来る辺りが龍が如くっぽいですね。
イケメンの相棒と共闘。Soei的に『龍が如く0』を思い出しました。
この後は70人のチンピラとバトル。アツいぜ
と、そんなこんなで涼君は香港に旅立ち、一章・完。
最後適当にはしょったな!?
だってもう結構長ぇーもんよこのレビュー…。
PS1の時代、ほぼムービーを見るのが目的のようなもので、ゲームオーバーも無くただフラグを立てて行くインタラクティブムービー作品が散見されましたが、
『シェンムー』はそれを超が付くほど豪華に飾り付けした作品というのがSoeiの感想です。それ故にゲーム性が薄いなんて事はありません。
しかしそれがゲームとしての遊び、エンターテイメントに結びついているかとなると判断は難しいでしょう。
今どきのオープンワールドゲームを、アトラクション満載の遊園地に繰り出すものとするなら、
『シェンムー』はただっ広い自然公園に放り出されるようなイメージです。
ジェットコースターも観覧車もありませんが、人がたくさんいて、色々遊べそうな遊具もあちこちにあります。
能動的且つ積極的に遊べるならとても楽しいでしょうが、そうじゃないならつまらない。
『シェンムー』はそんなゲームに思えてならないSoeiでした。と、綺麗にまとめたつもりでレビューを締めようと思います。
また最後テキトーに終わってんじゃんよ。
うるせぇ!別に能動的に遊べる人じゃなきゃ楽しめないって、俺が言わなくてもあちこちから言われてるから!
実際、現在に至るまで大きく賛否の分かれる作品とされる通り、私も安易に人には勧めません。
でもファンも多い訳ですよね。でなきゃ20年近く新作が望まれる訳もありませんし。
で、おもろい思ったんか?
仮面ライダーBLACKの主題歌みたいなものです。「面白い」「つまらない」ではなく「シェンムー」だと思いました。
『II』までやって『III』もいずれ買います。『II』はまだちょっとしかやってませんが、色々進化してるみたいですね。
ハマってんじゃねーか!
あと、敵を作らないほんわかした文章で作品を尊重した上で素直な感想を書くってのはどうしたんだよ?
何事も想定通りには行かないものよ…。
そらそうや。想定通りに行っとったら今頃ナイデト終わっとるわ。
やぁぁぁめぇぇてぇぇーーーー!
余談になりますが、どうやらヒロインが喧嘩に参戦する裏技があるそうです。
ああ、生みの親も知らんかったっちゅう奴やろ。ニコニコで観られるで。
このレビューの為にSoeiも挑戦しようとしたのですが、子猫が寝てばかりで挫折しました。
寝る前に切り身食わせまくるべきだったんですかね。
子猫が起きる事無く例のイベントまで進んでしまった時は浪費した時間に想いを馳せて涙が止まりませんでした。
分かってんならもっと別の事に…。